“Sharing Goodness”
会員紹介 – Vol.01 舟木誠輝さん 後編
Vol.01 舟木誠輝さん
合同会社need’s.com G 代表取締役
相手に興味を持って、聞き役に徹し共感する。
働いていた会社が突然なくなってしまう。。。そんな経験をしたときにこんなことを思いました。「自分の力でいつでも立てるようにしておかないといけない」それまでは植物を相手に黙々と研究を続けてきたので、人と接することが苦手なほうでした。でもそれではマズイ・・何かあったときに自分で道を切り開くためには、対人能力をつけないといけない、そのためには人と接する営業の仕事がいいのではないか、そこで見つけたのが、下着の訪問販売の会社でした。植物の研究者から下着の訪問販売に転身したわけですが、その決め手は「コンサルティングスタッフ」だからでした。自分が売るのではなくて、売る人を育てる仕事、人のモチベーションをあげて組織としてのチカラをどうあげていくのか?もちろん販促とかも重要なので経営全般が学べると感じ、思いきってあたらしい世界に飛び込みました。
葉っぱばかりみていた人間が次に扱うのが下着、普通に考えたら売れるわけがない(笑)もちろんぜんぜん売れませんでした。。。下着の訪問販売って個性の強いオバサンがグイグイ押していくようなイメージとかもあると思うのですが、今までとは180度ちがう世界で戸惑うことばかりでした。しかも女性100%の職場、男性脳と女性脳ってまったくちがっていてとにかく話がいろいろ飛ぶし、結論もあるようでない。でも気がついたらちゃんと売れている。理路整然と私が説明してもぜんぜん売れない、なんなんだこれはと・・・これはとにかく相手に寄り添わないといけないのでは? と思いはじめ、とにかく聞き役に徹することにやりかたを変えました。
相手に興味を持って聞き役に徹し共感する、そしてとにかく一緒にすごす時間を増やす。そこだけに集中しました。するとだんだんと関係性がよくなってきて、チームとしての力が上がり始めました。私はなんの解決策を提示するわけでなく、ただ真剣に共感しているだけ。でもあなたは私たちのことをよくわかってくれている!と息子のように可愛がられるようになったのです。結果として、営業所で初年度最下位だった営業成績が一年後にはダントツのトップに立っていました。しかし会社の方針で私が在籍していた営業所が閉鎖されることになりました、本社にいくか辞めるかの選択になったのですが、経営をまなび、いつか土木と造園の会社をしようと考えていたことやその会社ではやりきった感もあったので退職することをえらびました。
子どもの頃の日本がそこにあったのです。
植物の専門知識を身につけ、人のマネージメントがなんたるか? も経験をしました。次になにをしたら自分の足でたつことが出来るのか? そう考えたときに浮かんだのが「海外」というキーワード。そこで転職先にえらんだのが金属関係の商社でした。もともと私は地質学専攻、金属関係の鉱物は地下に眠っているのでこの専門知識が活かせる、しかもいろいろな国にいけるのでグローバルな視点をもつことが出来る。えらんだのはそんな理由からでした。世界中から金銀胴アルミ等を輸入し国内で加工して販売する会社だったのですが、どういった地下資源がどういった国からはいってきてどのような相場感のなかで取引をされているのかを予想しながらやっていく仕事はすごく面白くて、夢中で仕事をしているときにインドネシアで仕事をしているかたに出会ったのです。
そして初めてインドネシアに行ったときに衝撃をうけました。私の子どものころの日本がそこにあったのです。子どもたちがとにかく元気でそこら中を走り回っている、それぞれの家が別々なのではなくて、村みんなで子どもたちを育てている。人のつながり、心のつながり、地域のつながりとかが実感できて、生きているエネルギーというのがヒシヒシと伝わってくる。私は地質学の専門なのですが、インドネシアの土からはものすごいパワーを感じるのです。これからの国の発展が容易にイメージできました、そこにいるだけで空気を吸っているだけで立っているだけでワクワク感がとまらないのです。祖父と一緒に庭いじりをした30年以上前の記憶が一気にフラッシュバックしてきて、涙が止まらなくなりました。そしてここでビジネスをしたいと直感的におもったのです。
自分が感じたこのインドネシアの魅力をとにかく多くのかたに伝えたい、そして私自身もインドネシアで過ごす時間をすこしでも増やしたい、そう思って思い切って会社をやめ知り合いのツテを必死にたどって、インドネシアのホテルの会員権を売る仕事をはじめました。時を同じくして、インドネシアにこれから仕事で進出したいかたや留学、また移住されるかたのサポートやパワースポットの紹介、ツアー企画などできることからスタートさせました、インドネシアと日本の架け橋になり、日本人が忘れてしまったつながりの大事さや暖かみをぜひ実感してほしいという想いだけでした。インドネシアで感じた現地の素晴らしさを伝えるときには、地質学で学んだ知識や下着販売で培った相手に寄り添うことがすごく役に立ちました。お陰様で予想を大きくうわまわる方が共感くださり、ほどなくして仕事としてなりたつようになりました。
想像以上のスピードで会員さんがふえていきました。私は下着販売時代から「一緒にすごす時間」をすごく大切にしているのですが、この時間が増えれば増えるほど相互理解がふかまり、なにを望まれているのか? なにを大切にしているのか? がよく分かってくるのです。ニーズが分かってくると私としてもなんとかお役に立ちたいという気持ちがどんどんつよくなってきます。そこでお客様の「ニーズ」を見つけ 「ニーズ」を創り、「ニーズ」を形にすることを自分の使命にしていこうと決めました。何屋さんなのか? と聞かれたら、想いをカタチにかえるお手伝い、つながりからしあわせをとどけること、人とつながることそのものが私の生業と言えるのです。
これから何が起こるのか、私自身も楽しみです。
大事にしているのが「美しく豊かに楽しく」お金だけでもだめ、時間だけでもだめ、そしてなによりも楽しくなかったらつづきません。大事なのはこのバランスです。AmazonとかGoogleとかあるじゃないですか、あのあたりを超えてやろうと思ってニーズドットコムグループと名付けました。 AmazonやGoogleとちがって、ニーズドットコムは人対人のなかで必要とされるものを標榜しています、最後グループとつけたのはコミュニティの意味です。このコミュニティのなかでしあわせ感じる人がうまれたり、思いもよらないものが生み出されたり。これからなにが起こるのが私自身も楽しみでなりません。
そんな想いで始めたことの1つが婚活です。とはいえ、単なる結婚相談所ではなく結婚後の人生も考えたり、そのかたの人生そのものが輝くお手伝いをしたいと思っています。
そもそも私自身の人生が想像できないような展開になっています、葉っぱ屋さんが下着屋さんになり、金属屋さんになったと思ったらインドネシア屋さん、どんなに想像力が豊かな作家さんであってもこんな人生の小説はかくことができませんよね(笑)でもそれはすべて、人との繋がりがもたらしてくれたもの、だから私は会員さんの人生が予想もしない方向にどんどん好転するのを見たい、私もそしてなにより本人も想像すらできない楽しい人生をいっしょになって創っていきたいですね!
合同会社need’s.com G(ニーズドットコムグループ)
代表取締役 舟木誠輝(Makoto Funaki)
〒104-0031 東京都中央区京橋1-6-13-6F
https//needs-g.com/